看護師と保健師のW資格を持ち、医師(周りにたくさんいる)によるブログ監修をしてもらえるというラッキーなたちる(ちるちゃん)です^^
また医療系の新聞や論文を読むのが好きで、そんな知識もわかりやすく、お伝えしていければと思います!
鼻風邪が流行っていますよね。お辛そうな方がたくさん…
鼻風邪はひどくなると、急性副鼻腔炎や、中耳炎(特に、鼻と耳の解剖学的距離が短い子供)を起こしやすくなり、急性副鼻腔炎が慢性化すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)となり、長期間の抗生剤内服が必要となります。
鼻症状のために、咳が出てしまい、ひどくなると、喘息がある方には発作を引き起こす原因ともなります。
(ハナが喉に垂れてしまう;後鼻漏といいます で咳が出てしまうから)
外肺葉形成不全の息子、みっちーは常に「慢性副鼻腔炎:蓄膿症状態」です。
正常の方とは全く違うので、長期間の治療をしても全く治ることはありませんでした。
ですが、みっちーのおかげで、私たち夫婦は、より「鼻症状について」に詳しくなりました。
このブログでは鼻風邪への対応や予防法、(鼻症状に関わらず)受診の仕方やポイントについて、まとめていきます!
「ハナ」が出る時の対処
まずは、とにかくよく「ハナをかむこと」
鼻水は鼻腔内のばい菌を追い出すためにも、出ます。(それだけではありませんが)
大人でもたまに出てきたハナをすすってしまう方がいますが、これはNG。
こまめに、必ずハナをかんで、外に出しましょう!
喫煙・受動喫煙もNGです。風邪を悪化させますのでやめましょう。
目の前で吸ってなくても喫煙者の肺にはたばこの煙が残っており、一緒に過ごすだけで受動喫煙となります。
一緒に暮らす人のためにも禁煙をおすすめします。
(禁煙治療にも携わっていました。またブログに書いていきますね~)
小さな子供にはハナをかむことも難しいですよね…
多少のハナが出ているのは仕方がないことではあります。(特に保育園児は常にハナを出しているカモ)
おおむね3歳になりましたら、ハナをかむ練習をしましょう!
体調が悪いときに備えて、体調が良い時に練習を開始するのがオススメです。
子供へ教える時は機嫌が良い時を狙って、楽しく行うことがコツです!
ハナ、ふんふんゲームしよう!誰が一番上手にできるかな~
なんて声かけもいいかも✨
声かけの例:息を大きく吸って~お口を閉じて、お鼻から、「ふん」だよ~っ
て感じで、最初はティッシュを押さえずに練習もいいかもしれません。
NHK「すくすく子育て」で紹介された、ハナかみ練習の遊び、また他の練習方法もご紹介しておきますね!
厳選! 子育てアイデア大賞(1) – NHK すくすく子育て情報 すくすく子育てアイデア対象受賞🎖
そして子供本人が嫌がったり飽きたりしたらすぐ終わりにしましょう。
小さな子供には鼻吸引器もオススメ
小児科医もよく勧めていますが、ハナのかめないお子様には鼻吸引器をお試しください。
鼻吸引は耳鼻科や小児科でも可能なことが多いですが、
小児科勤務経験者・3人の子持ちママの私から見ると、
「自宅での吸引をオススメします」
なぜなら、一回の吸引ではよくならない、夜間にひどくなることがある、吸引の嫌な経験が続くと病院嫌いになってしまう…
という理由です。
子供が病院嫌いになると、大人になってもそれが続いてしまう原因ともなりかねないので、少し注意が必要です。
(我が家では電動の吸引器を購入し、毎日使ってました。難病があるみっちー以外にも、ハナ風邪をよく起こしていた娘にも1-2歳のころよく使ってました^^)
小児科医に言われた言葉がこちら
また鼻吸引、ハナカミともに(大人も)「入浴後に行う」のが最も効果的です。
なぜなら、鼻・喉といった上気道が加湿され、ハナが出やすくなるためです。
もちろん体内の水分も鼻症状改善のために大切ですので、水分をたくさん取りましょう!
小さな子供への経口補水には、「薄めたリンゴジュースが効果的」との論文(カナダ・トロントでの病院の研究論文) もあります。
軽度の脱水がある2~5歳くらいの小児の水分補給として身近で入手できるりんごジュースを薄めて与えるという選択肢を持っておくのはとても有用かと思います。とくに補水液の味を嫌がるお子さんの場合には勧めてもよいのではないでしょうか。
軽度の胃腸炎の小児における治療不全に対する希釈液の効果と電解質維持溶液の効果:無作為臨床試験
価格:7,000円 |
味がよくないと子供は飲みませんので、飲めないときは好きな飲みもの(カフェインのある飲み物は利尿が働いてしまうので避けてね)を与えましょう。
(食べ物にも水分は含まれているので、食べ物でもOK)
価格:9,799円 |
受診のタイミングは?
ハナが出るだけで受診していいのかな?逆に何か他のウイルスをもらってきてしまいそう‥‥
その通りです……が、そんな皆様にお知らせします!
ハナをかんでも数日良くならない、発熱が続く、黄色や緑など変な色になってきた、鼻周りやほっぺた、まゆげの周りが痛い、耳が痛くなってきたときは受診しましょう!
(子供は機嫌や食欲なども重要)
当り前ですが悪くなってから治療すると治りが悪くなります。
かかりつけがあれば「耳鼻科」なければ「内科・小児科」を診療時間内に受診しましょう。
かかりつけ医を持ちましょう。気軽に相談できるクリニック・医院(一次診療医療機関、ホームドクター)が大事ですよ~✨
休日診療などで専門医がいない場合もありますので、緊急時を除きできるだけ診療時間内に専門医に診てもらえるといいですね^^
受診ができないとき
受診できないときは、ドラックストアで、薬剤師や(薬局)登録販売者に相談して、薬を購入することもできます。
勇気を出して、困っていることを具体的に伝えて、症状にあった薬をプロに選んでもらうことをオススメします!
処方箋なしのドラッグストアで購入すると、成分量や薬の錠剤数が控えめだったり、高価だったりします。
高価な分、薬局薬剤師や登録販売者への相談料だと思ってぜひ相談してみてください。
かかりつけ薬局(やドラッグストア)・薬剤師がいるといいですね^^
(薬剤師は遅い時間は勤務していないこともあるので、なるべく早めに行ってくださいね^^)
院内処方と院外処方、かかりつけ薬局やお薬手帳、電子お薬手帳やアプリについても記事にしていこうと考えていますので、お待ちくださいませ。
また、治療のために処方箋なしで購入した薬はセルフメディケーション税制、もしくは医療費控除の対象になりますので、レシートなどを保存しておくのをオススメします!
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について (mhlw.go.jp)
(世帯での年間購入額が1万2000円以上の場合で、予防接種や健康診断など健康のための取組を行い、その領収書又は結果を保存している場合、利用が可能です)
まとめ
ハナをこまめにかむ
かめない場合は吸引器
ハナをかむ練習は大事
受診のタイミング
受診できないときはドラッグストアでプロに相談
以上、誰かの役に立ちますように‥‥✨
コメント